出場枠拡大が決定したW杯…もしも前回大会が48カ国制だったらどうなっていた?

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 FIFA(国際サッカー連盟)は10日、2026年のワールドカップから出場枠を48カ国に拡大することを発表した。



 2026年から開催される48カ国制のW杯では、3カ国ずつの16グループによるグループステージを実施。各グループ上位2カ国、計32カ国がノックアウト方式の決勝トーナメントへ進出する。総試合数は64試合から80試合に増えるが、1チームの最多試合数は7試合のまま変わらず、大会期間も現行の32日間で開催可能だという。



 大陸連盟ごとの出場枠配分などの詳細は、5月9日にバーレーンのマナーマで行われる理事会以降に話し合われる予定だが、10日付けのイギリス紙『ミラー』は以下のような出場枠になると伝えている。



【欧州13→16、南米4.5→6、北中米カリブ海3.5→6.5、アジア4.5→8.5、アフリカ5→9、オセアニア0.5→1、開催国1】



 そこで、32カ国制だった前回(2014年)のブラジル大会が仮に48カ国制だった場合、どの国が予選を突破して本戦出場権を掴んでいたのかをシミュレーションしてみた。



■ブラジルW杯が48カ国制だった場合(※は拡大によって出場権を得たと仮定する国)

▼欧州(13→16)

ベルギー

イタリア

ドイツ

オランダ

スイス

ロシア

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

イングランド

スペイン

クロアチア

ポルトガル

ギリシャ

フランス

ウクライナ※

スウェーデン※

アイスランド※



▼南米(4.5→6)

アルゼンチン

コロンビア

チリ

エクアドル

ウルグアイ

ベネズエラ※



▼北中米カリブ海(3.5→6.5)

アメリカ

コスタリカ

ホンジュラス

メキシコ

パナマ※

ジャマイカ※

グアテマラ※(大陸間プレーオフ出場)



▼アジア(4.5→8.5)

イラン

韓国

日本

オーストラリア

ヨルダン※

ウズベキスタン※

オマーン※

カタール※

イラク※(大陸間プレーオフ出場)



▼アフリカ(5→9)

コートジボワール

ナイジェリア

カメルーン

ガーナ

アルジェリア

セネガル※

エチオピア※

チュニジア※

エジプト※



▼オセアニア(0.5→1)

ニュージーランド※



▼開催国

ブラジル



 出場国を48に拡大した場合、枠が3つ増えた欧州は、プレーオフで敗れていたウクライナ、スウェーデン、アイスランド、ルーマニアの中で予選の成績が一番低いルーマニアを除く3カ国が出場権を獲得していたと仮定。南米は、予選6位のベネズエラまでが本戦出場となる。



 そのほか、大幅に枠が増えたアジアはヨルダン、ウズベキスタン、オマーン、カタールが本戦出場。イラクは北中米カリブ海(グアテマラ)との大陸間プレーオフを戦う想定となる。



 今回は『ミラー』紙が伝えた出場枠をもとにシミュレーションを行っており、実際に大陸ごとに与えられる出場枠がどうなるかは定かではない。また、各大陸予選の実施方法も変更されるはずだ。とはいえ、ジャンニ・インファンティーノ会長が述べていたとおり、「より多くの国が出場を夢見ることができる」ようになるのは間違いないだろう。



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2017.01.12 00:00:00


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