オマーンを警戒するザック監督「6月の対戦は忘れなければならない」/日本


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日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は5日、ブラジル・ワールドカップへの出場権を懸けたアジア最終予選のオマーン代表戦に臨む代表メンバーを発表した。

14日にアウェーで行われる一戦を前に、以下のように意気込みを語った。

「ご存知の通り、オマーンとの試合は重要な一戦になる。最終予選も折り返し地点に来て後半戦は3つのアウェー戦がある。この中でいかに勝ち点3を拾えるかが重要になってくる。個人的な見解では、オマーンはグループの中で組織的でバランスがとれているチーム。フィジカルでは他のチームに見劣りする点があるが、ピッチにうまく選手を配置したやり方をしてくる。埼玉での戦いは引いて守るというやり方をしてきたが、通常ではボールをできるだけ保持して仕掛けてくるチームだと思っている。彼らの特長としては精度の高いカウンターと思い切りよくバイタルエリアに入ってきて、高い集中力でゴールを狙ってくるところだ」

「グループの状況は日本が1位で、その後に2位タイでオーストラリアと一緒にオマーンが控えている。彼らが負けているのは埼玉での試合だけ。当然、この試合は集中して挑まなければならないし、相手はホームの利を生かしてくる。午後の早い段階でのキックオフを選択してきたのは、自分たちの慣れた土壌で勝負したいからではないかと思っている」

「オマーンは素晴らしい状態にあると思うし、今回はホームでの試合。ヨルダン戦もたくさんのサポーターが詰めかけたという情報も入っている、日本はかなり集中して試合に臨まなければならない」

「大切になってくるのは1試合のみということで調整時間が少ないということ。海外組は試合の直前に合流することになる。6月の試合は忘れなければならないし、あのときは準備期間も長く、チームのディテールを詰める時間があった。今回は今まで積み重ねてきたことを復習して臨むぐらいの時間しかないかなと思っている」
2012.11.05 20:15:00


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